明るい事は正義。
初代EOS Kiss Digitalでデジタルに移行した時(2003年だからもうふた昔近く前か・・・)に一緒に買ったレンズ(^^;
それまでは確かEOS5のレンズキットだった75-300mm/F4-5.6だったのだが、明るいレンズが欲しくて頑張って買った。
手ブレ補正なんてまだほとんど無く、明るいレンズでシャッター時間を稼いで手ブレを回避するしかなかった時代。夕方でもはっきりと見えるファインダー越しの視野にはすごく感動した。
AFも今となっては遅い部類だし、そもそもそのAFがちょっと不調(MFなら当然無問題)。点検に出したら
と返ってきてしまったレンズなのだが、最近また夜活が増えてきたのでちょっと引っ張り出してみた。
夜活となると当然列車のヘッドライトとの戦いにもなる訳で、正面から挑めば当然フレアが写り込む。自然と今まではフレア回避のために光源がなるべく入らないような構図を選んで(EF8-15/F4の逆光耐性の良さには驚いたが)撮ってはいたのだが、それでもそれなりに写り込みはするし、長年
と擦り込まれている身でもあるのでやっぱりそれじゃつまらない。逃げてばかりでも勝負にならないので最近は意識的に逆光に挑んでいたりもする。
前置きが長くなったが、改めてこのレンズの逆光耐性を確認すべく、夜活に行ってみた(笑)
[ ISO3200-1/10sec-F3.2 ]
まずは正面。
フレアも目立たないくらいに飛んでしまっているけど、それでも線路脇の木の葉の緑がちゃんと見えているからすごい(笑)
これならちょっとくらい無理してもそれなりに撮れるんじゃないかなぁ・・・ と言う手応え(個人の感想です。)はあり。
[ ISO1600-1/20sec-F3.2 ]
もうちょっとズラしてみたけど、それでもやっぱり盛大なフレア。ま、古いレンズでコーティングもそれなりだろうから仕方ないと言えば仕方ない。
とは言えこれじゃ「味」と言うのはちょっと苦しい・・・
やっぱり厳しいかなぁ・・・ とちょっと不安になる。
[ ISO1600-1/15sec-F3.2 ]
光源から距離を置くとずいぶん抑えられる様子。
そしてここで明るいレンズ(F3.2に絞ってはいるけど)の強みが見えてくる。
ISOを落とす事でノイズが抑えられるから、
[ ISO640-1/20sec-F3.2 ]
そこで思い切って、ISOを落とす。
現像でずいぶん持ち上げてはいるが、これなら十分許容範囲かな〜(だから個人の感想です)
ここでは載せてないが雨粒も移し込みたかった(そっちメインだったので車輌がブレるのはやむなし)のでシャッタースピードは遅めで撮ってみた。Lの呪縛に最近捕らわれている所もあったが、こういう撮り方なら十分いけそうだな。これ以上持ち歩くレンズ増やしたくはないんだけど...